Saturday, July 23, 2011

繹記憶而

記憶を繹ぬれば、往のみならず来も見れり、昔日を念へば、旧時に図れる未来の景も亦た忽然と眼前に現前したり、

過日と雖も不日、日月とは、連綿と列なる文様の如くして、或は微小たる一点に過ぎざる者にして、総て一たる所に處る者なり、

予、嘗ては新たに塾を吾が邦にて開講せんと図れり、今に至りては、その志も薄くはなりにしも、又た其の火を起こさんと欲す、

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